小説タイトル | 作者名 |
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懐中の獣 | 日野 美冬 |
『私』は家族に愛されなかったさみしさを持て余し、会社で出会ったひとりの男性に埋め合わせを求めていた。彼は既に結婚し、家庭を持っている。暗い劣等感を抱きつつも、まっとうな道をまっすぐに生きてきたはずの『私』の、初めての曲がり角。自分はしてはいけないことをしているのではないか……逢瀬の帰り道、疲れ果てて乗り込んだ最終電車の中、『私』は、自分を責める気持ちと、自分を擁護する気持ちとの幻影をかいま見る。罪悪感が生んだ懐中の獣たちの成せる業。それが、恐怖。 異ジャンルに挑戦するきっかけにさせていただきました。お手に取って(?)いただければ幸いです。 |
小説タイトル | 作者名 |
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怪異―カミナさま― | 山嵜暮太 |
今日は、私たちの町に伝わる、恐ろしい伝説を紹介します。それは、名前は、カミナさまという名前です。この、カミナさまというのは、何年かおきに、お盆に私たちの町にやってきます。何年かというのは、具体的には決まっていません。でも、何年かに一度は、必ずやってきます。やってきて、しばらく住みつきます。なんでやってくるのかは分かりません。この、カミナさまというのは、とても恐ろしい姿をしていて、それを見た人は、見ただけで死んでしまいます。だから、昔の人々は、お盆が近くなると、このカミナさまにあわないように、外に出なくなります。カミナさまは、だいたい、夜に出歩くので、夜だけ外に出なければいいです。それでも万が一、外に出なければいけないときは、用心します。カミナさまにあってしまったら、――――――――――ればいいです。そうすれば、その恐ろしい姿を見なくてもいいからです。これで、私たちの発表を終わります。 三年四班、安本桃子。同じく高島美有。 ――『北与瀬小学校三年生、クラス発表会、テーマ「私たちの町」』より。 自分なりに……自分なりにやってみました。なにとぞ、なにとぞ。 |
小説タイトル | 作者名 |
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上白沢慧音の幻想怪奇録 | カフス |
すべてのもの、万物には魂が宿るという。 人間のように意志を持ち、独自の社会を築いていく魂もあれば、木や石などのようにただそこに存在するだけの魂もある。 しかし、ただ存在しているだけではない。 木や石たちは待っているのだ。 他の魂が自分達を使い、変えてくれることを。 そして。 木や石たちは待っている。 自分の器となる万物を持つ魂を。 「私は……。人間……? 妖怪? 違う……!」 いつのまにか、目元が濡れてることに気が付く……。 無謀にも東方project二次でホラーに挑戦です。 正直ホラーなんて書いたこと無いけど後悔してない。 みんな! 自分の苦手なジャンルの物語なんて書くもんじゃないぜ! というかホラーとか見た日には軽く布団に引きこもる。 |
小説タイトル | 作者名 |
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殺された男 | 坂田火魯志 |
今回の作品はホラーの色彩よりもファンタジーの色彩が多いかも知れません。そこにミステリーの要素も多分に含んでみました。僕が書いていて一番頭の中にあったのはゲーテや芥川が見たり聞いたりしたというもう一人の自分についてです。実際にドッペルゲンガーを見た時は自分の死が近い時だと言われています。こうしたことを踏まえて読んで下されば何よりです。あと予告文章を書くことが一番苦労していたりもします。二百字も使って予告を書くことは僕にはあまりないことだったりします。 ちょっとホラー色が薄めの作品ですが読んで頂ければ何よりです。 |
小説タイトル | 作者名 |
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それいけ! ホラー研究会! | 聖騎士 |
その昔、有名な陰陽師が拓いたとされる町“忌野町”。その町の高校で一つの研究会が発足した。その名を「ホラー研究会」、通称「ホラ研」。不幸体質な男子高校生“遼哉”とホラー大好き美少女先輩“十六夜かなた”は、幼馴染の微妙な関係。そのホラ研の最初の研究対象は、今は懐かしい「口裂け女」! 口裂け女が出るという噂を聞きつけ、かなたは意気揚々と、遼哉はイヤイヤ調査に乗り出す。二人は問題の商店街へ出向き、聞き込みを始める。次第に明らかになってくる「口裂け女」の真実の姿、そしてとうとう…… ホラ研の二人が織り成すコメディホラー。 元々は長編連載用の設定を無理矢理掌編にしてまいました。怖くないとは思いますが、よろしくお願いいたします。 |
小説タイトル | 作者名 |
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人形 | 加藤 狂死 |
様々な種類があり、人の形をしている人形。子供から好まれ、一家に一つはあるであろう人形。人とはかけ離れているその構造だが、かなり似せられている。とはいえ、心臓も脳もなければ内臓もない人形なのだから、やはり人とはかけ離れているのだ。 しかし人形が心を持たないとは限らない。もし、心を持っていたならば。もし、その心が体を動かすなら。もし、体を包む感情が憎悪だったなら。 憎悪にとりつく悪霊。悪霊は、決して人だけにとりつくものではない。物にもとりつく。……そう、人形にも。 一家に襲い掛かる憎悪。全ては、小さな事からの始まりだった。 初めての公式企画投稿作品です。平和な一家を襲う人形と悪霊。ひやっとして頂いたら幸いです。 |
小説タイトル | 作者名 |
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紅い月が都に輝く夜に・・・・・・~心霊テストとB棟一階廊下にて~ | 黒影 美野 |
神無市・・・神ノ上町に存在する神無月学園 その中等部のB棟一階の廊下は、浮遊霊が集まっていた 浮遊霊は、成仏出来ずにさまよっている霊達の事だ・・・・・ しかし、今彼等はその場から動けない・・・否、束縛されている 一体の妖怪によって・・・・・神無月学園中等部一年一組紅月都輝夜 ・・・・・紅桜鬼という妖怪なのに、話しの通じない奴等=幽霊・宇宙人・妖怪が苦手な我はビビリながらもいざ参らん!!!!!!!!!・・・って、大丈夫なのか?いやいや、大丈夫さ!!!(多分・・・) ・・・・・美野ワールドにようこそ!!!!! |
小説タイトル | 作者名 |
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空白の話 ~レイシック~ 《未完版》 | 牛を飼う男 |
佐伯供花は大学時代、彼氏の泉浩太と付き合っていた。しかし、彼の『趣味』についていけず、就職をきっかけに別れてしまった。 ―3年後、会社の健康診断で『測定不能』にまでなった視力を回復させたいとレーシック手術を受けることにした供花。激しい痛みの代償として、視力は順調に回復していった。それから一ヵ月後、大学の同窓会に出席すると、元彼が来ているという。彼に再び会いたいと思う供花だったが…。これは《恐怖》の物語。 「文字数の関係で《恐怖》と《真実》に物語は別れています。夏ホラーに提出したのは《恐怖》です。《真実》を知りたければ3日後、『空白の話 ~レイシック~ 《完成版》』をお読みください。」(牛を飼う男) |
小説タイトル | 作者名 |
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情念 | 雷紋寺 音弥 |
どこにでもいる平凡な大学生、堤隆幸。 そして、隆幸の彼女であり人一倍嫉妬深い性格の桐崎綾子。 嫉妬心の強さゆえに隆幸を束縛し続ける綾子だが、隆幸はそんな綾子に嫌気がさし、ついに別れ話を切り出すことを決意する。 別れ話そのものは穏便に済んだと思われたが、その翌日、綾子は自室で喉を切り裂いて自殺。 それを境に、隆幸の周囲で不気味な影が動き始める。 深夜、自分の家を徘徊する黒い影。 そして、隆幸と一緒にいたというだけで、その女性が災厄に見舞われてしまうという現実。 心身ともに疲弊した隆幸は、自称霊能者である大学の先輩、土倉真奈香に助けを求めた。 高野山の高僧の血を引く真奈香は、隆幸の家に憑いているものを除霊すると言うのだが……。 夏のホラー企画ということで、ヤンデレをネタに一本書いてみました。 パニック・ホラーや退魔モノも好きですが、たまにはバッドエンドな作品もよいかと……。 魑魅魍魎の類も恐ろしいですが、やはり本当に怖いのは人間の感情だと思います。 もとが人間だけに、クトゥルフの神性などからすれば存在そのものは至って平凡なわけですが……その分、身近な怖さを感じていただければ幸いです。 |
小説タイトル | 作者名 |
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落ちるマンション | 栖坂月 |
このように事実関係を単純な時系列で並べてみただけでも、この事件が異様な、ある種の思惑と恨みのような感情によって支配されていたことは明白である。我々取材班は、更なる調査と精査を進め、全てが終わってしまう前に結論を導き出し、その証明を試みたいと思っている。ここで実際に何が起こり、その裏にどのような事実が伴い、結果として何を生み、何を失わせてしまったのか、この答えはもうすぐ見付かることになるだろう。(月刊レムリア11月号より抜粋) 去年は何とか怖がらせようとして色々書きましたが、今年は自分がどういうものを怖いと思うかを基本として作品を構築しました。なので多分、あまり怖くないと思います(笑)まぁとりあえず、少しでも楽しんでもらえたら幸いですね。 |
小説タイトル | 作者名 |
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maddy elice's wonder land | しろめのくろねこ |
エリス、僕の妹。心臓の弱い彼女はお医者さんに10歳までは生きられないでしょう、と言われていた。そしてその予想は当たってしまった。眠ったきり、もう2週間。12歳の僕は両親が仮眠をとっている間エリスの側にいた。青白くか細い僕の妹。そして知らず知らずのうちにたどり着いた見知らぬ場所。"夢想遊園地"。そこで僕は元気なエリスと出会う。幼い妹のためにと"夢"と知りつつ遊びはじめた僕だったけど…。いろとりどりの電飾が彩るエリスのエリスによるエリスのための遊園地。さぁ、エリス。素敵な夢の遊園地で、なにして遊ぼっか? しろめのくろねこです。駄文ですがよろしくお願いします |
小説タイトル | 作者名 |
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リリー | 齊藤狐兎 |
「誰が一番早く学校と同じ区内でセフレが出来るか勝負しよう。掛け金は一人二千円。勝った奴の総取りだ」 そんなくだらない賭けに加わった中原隆志は、ミキシィで同区内在住のリリーと名乗る女を引っ掛ける。 パリジェンヌなうえに性格も良い。しかも写メールを見るかぎりでは相当な美人。 心を奪われた隆志は順調に距離を縮め、デートの約束を取りつけた。 日本語はどれくらい話せるのだろう。出会い頭にポンジュールは寒いだろうか。 期待に胸とペニスを膨らませる隆志。 しかしそこに現われたのは…………。 素人の稚拙な文章ですが、どうぞよろしくお願いします。 |
小説タイトル | 作者名 |
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彼女を殺したのは誰なのか? | NagiSa |
今年の夏も、また親戚の経営する旅館へ泊ることになった。自然豊かな島にある旅館。海は青く澄んで泳ぎ回る魚まで見渡せるよう。太陽は煌々と照り続けて暖かさという恵みを与えてくれる。山の木々は心を安らがせ、疲れを癒してくれる。 それだけで、周りの人間は羨ましがるような豪華な旅行だ。だが、今年はそれだけではない。隣で僕の腕に抱きつき真夏の太陽のように微笑んでいるのは僕の彼女だ。そう、今年は彼女の有夏と二人っきりで旅行に行けるのだ。 彼女は周りに自慢しないではいられないほど可愛い。街を歩けば十中八九の男が振り向くくらい。彼女の幼さを残すようで大人の色気を持つ全身が好きだ。だから今回の旅行は人生最大のプレゼントのようだった。 ……その惨劇を見るまでは。 今回、夏のホラー2010の企画に便乗して(?)ホラーを書いてみました。 しかし、怖さを出すのは難しい。 でも書く方はいつも通りまったりと書いております。 そのまったり感が伝わってきた方には、この話微笑ましいものに思えるでしょう。 ……思えるよね? お読みいただきありがとうございます。 |
小説タイトル | 作者名 |
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包帯 | 森野青果 |
春休みになって、三年生たちは寮から出て行った。森の中の寮は、もの淋しい空気に包まれた。だから、ぼくたちは思い出したのだろうか……あの事件を。去年の秋の初め、美術部の先輩が忽然と消えたのだ。次の日、彼は無残な姿で発見された。じつは彼の死には、ぼく自身がかかわっていた可能性がある。先輩はなぜ、寮から姿を消したのか。果たして本当に、死んでいるのか。彼が住んでいた部屋では、様々な怪異が起こるという。そして三年生が去った今、閑散とした寮の中を、何かが忍び寄ってくる。 BLホラー、みたいなものを目指してみました。 |
小説タイトル | 作者名 |
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アプソロブラッティナ | 要塞好き |
その日、彼のいる部屋の雰囲気は違った 何故なら何時もはゴミ箱の近くに置いてある瞬間冷凍スプレーとさらに、キャンプやバーベキューのときにしか使わなさそうなガスバーナーが 食卓の上に置いてあり、床にはプラスチック製の水鉄砲にライターが付けられている物が置いてあり、少々ガソリン臭い さらに、窓はガムテープでふさがれており更にその上に板を張り付ける荒業をした結果も見られる 出入り口の近くには電流を流した金属の板が床、壁、天井に敷き詰められている、なぜこのようになっているか? 時系列を追ってみてみると同時に彼の日記も見てみよう ホラー…それは表現によって人を恐怖に陥れる物 つまり、これもある意味ではホラーに入ると思い投稿しました。 尚、この物語は、日記形式で書いております |
小説タイトル | 作者名 |
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あそびましょ | 雪宮鉄馬 |
明日から夏休みです。 「ねえ、知ってる? 旧校舎の噂」 放課後の教室に集まった、情報通の牧くん、博識な鳥飼くん、そしてわたしの三人の話題は、新校舎の裏手にひっそりと佇む、赤茶けた屋根瓦も色あせて割れ、柱も傾きかけていると言うのに、いつまで経っても取り壊される気配のない旧校舎にまつわる「怪談話」でした。 そこでわたしたちは、怪談の真相を確かめるべく、翌日の深夜、旧校舎に忍び込んで、肝試しをすることとなったのですが……。 はじめまして&こんにちわ。 苦手ジャンル筆頭の「ホラー小説」を人生で初めて書きました。怖いのが大キライな、小心者です。だから、本作が最初で最後かもしれません。それでも挑戦の意味を込めて執筆した一作です。 物語の着想から三日間、自分としては短い期間で一気に書き上げました。しかし、文字数制限に苦闘も強いられました。八千字という少ない文字規定のなかで、どれだけ自分らしさを出せるのか、と言うのも、また一つの挑戦でした。 それら挑戦が、上手くいったのか、ちゃんと「ホラー小説」として自立しているのか、是非ともご意見をお聞かせください。よろしくお願いします。 |
小説タイトル | 作者名 |
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呉田間駅周辺にて―怪事― | 山嵜暮太 |
怪奇な事象がよく起こるとされた――いや、されてきた場所――呉田間。その歴史は古く、そう言われ続けるのは侍の発生よりも以前であるという説がある。しかしそれはそれ、これはこれ。といくら歴史が古くても、そこが栄えるというわけではない。何百年――もしくは千年前から、呉田間の風景はあまり変わっていないのではないか、と思わせるほど、進歩しない。どこを見ても水田ばかりである。周辺はどんどん近代化していくというのにである。そんな呉田間で事件が起きる。 がんばりましたよ! おもに書き終えてから。がんばったんですよ? おもに書き終えてから。 |
小説タイトル | 作者名 |
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あだばなアナトミア | アオキチヒロ |
【8月1日・日曜日・晴れ】 近所にとても綺麗な花が咲いていた。 きちんとした花壇に植えてあったので悪いと思いつつも一つ摘んだ。 他にもいくつか花があったので、一つくらい摘んでも分からないだろうと思う。 早速部屋に飾ると甘い匂いがした。 部屋に花を飾るだけでこんなにも気分が良くなるとは思ってもみなかった。 白いその花はとても綺麗で、ずっと見ていても飽きない。 僕がいままで見た花の中で間違いなく一番綺麗だ。 今日からこの花の観察日記をつけることにする。 怖い話は、読むのも書くのも苦手なんだと最近ようやく気付きました。 いろんなホラーの中の、箸休めのようなポジションに落ち着けたらいいなあと思います。 |
小説タイトル | 作者名 |
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The NightMares | ノントルマS |
誰もが一度は見たことのあるであろう、『悪夢』 悪夢の種類は人それぞれだが、この物語の悪夢は 理不尽な恐怖を味わわなければいけない悪夢。 この作品の次の主人公は… あなたになるかもしれませんね…。 この作品はオムニバス形式です。 1、これは夢です、だけど…。 2、誰の悲鳴? 3、歪む世界 4、死神のお告げ 5、The LastNightMare さあ、あなたも悪夢の世界をお楽しみください…。 6つめの悪夢を見るのは…あなたです…。 初のホラー作品です。 書いててホント難しいと思った。 やはり自分はファンフィクションでも書いてろって事か。 |
小説タイトル | 作者名 |
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Torment ~苛め~ | sam |
きっとどこにでも、苛めと言うものはあると思います。日本の自殺者数の大半は苛めによるものだそうですから、きっとそうなのでしょう。 優等生に対する逆恨み、浮気への報復。そこに受験へのプレッシャーまでもが加われば、人は絶対にストレスが溜まるはず。 では溜まったストレスはどう発散するか? スポーツ? リラクゼーション? ……八つ当たりという名の苛め? このお話は、そんなどこにでもある苛めの相対、その一部のちょっと特殊なケースです。 苛められっ子、または苛めっ子というのは、作中でも述べた通りにいつまでも消えません。キリストが生まれそして死んで人類が本格的に始動して早二千余年、未だに人間の奥底に根付く『罪』と言うものは消えずにいます。ここで消えないとなると、もう永遠に救いようが無いんじゃないかと僕は思います。 そんな訳で、僕は『苛め』を否定しません。拒絶しても消えないものを否定したって「ふーん」で収められるだけですから、言ったって聞かないものは言ったってしょうがないということで諦めています。 ですが、僕は『苛めに対する報復』には正当性があると思います。 そもそもが『苛め』と言うのは大体の理由が『八つ当たり』です。そんな傍迷惑な矛先を向けられた苛められっ子には、復讐する正当な権利があると僕は思います。ホワイトデーの如く二倍でも三倍でもいい、ともかくやり返していい権利があると、僕は思います。 さて、この作品を呼んでくださった人(ありがとうございます感謝感激雨霰!)の中で、人を苛めた経験がある人へ。 千春さんのような幽霊がいないと、断言できますか? 人の恨みで形成された幽霊が100%いないと、断言できますか? いくらなんでも殺されはしないだろうと、本気でそう思ってますか? 『人を呪わば穴二つ』、ですよ? ……なんて真面目にコメントしてみましたが、うーん、どうもサマになりませんね。何ででしょう。坊やだからですか? さて、改めていかがだったでしょうか、自身初のホラー小説。歪ですよね酷いですよねすみません分かってはいるんです。 いや、でもね? せっかくだから参加したいなーとか思って即興で書き上げた割にはいい感じの出来じゃないですか? ぶっちゃけ何が言いたいか最後まで分かり辛かった上にあとがきでネタばらしですけどそれは棚上げして! そんな訳で色々言い訳だらけですが投稿させていただく次第になったわけです。いいんだよ書いてて楽しかったんだから! これを読んだ皆様の体温が少しでも下がることを祈りながら、ではでは。 |