小説タイトル | 作者名 |
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幼き日の殺人計画日記 | 和泉あらた |
夏休み、妻の実家で見つけた幼き日の殺人計画日記。 近くの公園で小さな女の子を誘拐し、暗い林のドブの中に突き落として殺害するという計画。 証拠隠滅やアリバイの作り方まで、幼い字で細かく書かれている。 時は二十数年前。小学五年性の時に書かれた日記。 果たしてこれはただのミステリー好きの妻が作った妄想なのか? それともこの計画通りに殺害を決行したのか? 不景気で仕事の激減した会社から長期休暇をとらされた俺は真相を確かめるべく舞台となる、近くの公園に向かう。 |
小説タイトル | 作者名 |
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闇へのドライブ | 角生 |
手を上げると、いつも同じタクシーが停まる。そして行き先も聞かずに走り出す。そのタクシーは実在するのか? 運転手の正体とは? いわゆる恐怖譚ではなく、日常と魔の境界を表現しました。ですので、お化け屋敷的な恐さはありません。奇妙な感覚、不思議なテイストを楽しんで頂ければと思います。 想定読者年齢が少し高めですので、若い方には理解し辛いかと思われます。お含みおき下さい。 作中の「エントツ」とは、メーターを作動させずに、料金を着服する事です。 「やはり」シリーズの改稿です。未発表部分を加えました。 |
小説タイトル | 作者名 |
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飽きない遊び鬼 | 返歌分式 |
それはゲームだった。 機械にソフトを入れて遊ぶ『ゲーム』。 単純に遊びでという意味合いの『ゲーム』でもある。 登場人物は二名だけの遊び。 どちらの意味も持つ『ゲーム』の名称は、『隠れ鬼』というものだった。 夢の中で繰り返される『ゲーム』。 ゲーム名『隠れ鬼』 ※注意書き 夢に憧れてはいけません。 夢に憧れてしまった場合、次のことはしないで下さい。 ・動くこと ・声を出すこと ・振り返ること 『鬼』に悟られるようなことは決してしないで下さい。 参加させていただきます。 よろしくお願いします。 ホラー小説が大量に読める八月七日が楽しみです。 |
小説タイトル | 作者名 |
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マン・イーター | にんにく |
――日本のある時、ある場所にヒトの肉を食らい血を啜るおぞましい人食鬼がいた。 ある警察署の所轄で起こっている連続通り魔事件――遭遇した若い女性の腕や腹などを歯で食いちぎることから通称噛み付き魔事件――の警戒で夜の公園をパトロールしている二人の警官。桜木と桃原はその夜酔っ払いの女性山吹を保護して噛み付き魔と対峙することでカニバリズムの狂気の世界に引き込まれる。 夏のホラー2010 ~百鬼集帖~に間に合う……はず。 初のホラーです。苦手な方は食事の前後に読まないようによろしくおねがいします。 |
小説タイトル | 作者名 |
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僕らの失恋日記 | 河童 |
化け物なんて怖くない。通知表の方がよっぽど怖い。 そう思っていた時期が俺にもあった。 今年の夏、その考えが全て崩れ去る事件が起きた。 失恋してばっかりの友人三人と共におかしな作戦を立て、実行した先で待っていたのは混沌としたものだった。 こっくりさん、百物語、心霊スポット、全ての恐怖が集まったり集まんなかったり、何かが起きる。 恐怖より呆れが優先される日常が、失恋と怪奇がカオスに混ざり合った俺の夏休みが今始まる。 この小説はフィクションです。 現実とは酷く異なります。 なお、この物語には多量のコメディー要素が含まれているのでご了承ください。 |
小説タイトル | 作者名 |
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我、死者ゆえに | 河童 |
未練があり生き返った死者を人はゾンビと呼ぶ。 一人の少女と出会い、ゾンビが人間と共存できることを知った。 ゾンビの中にもいい奴がいると人間に教えたい。 俺はゾンビだ。 その言葉の重さが無くなる日を夢見て俺は死者として生きる。 『ゾンビがいれば人間がいる。人間がいるからゾンビが生まれる』 これが新しい自然の流れだ。 我、死者ゆえに人に嫌われ 我、死者ゆえに温もりを忘れる 我、死者ゆえに堕落し 我、死者ゆえに愛を求める 我、死者ゆえに温もりを知り 我、死者ゆえに愛を守る 我、死者ゆえに…… ゾンビがいれば全てがホラーになる。 そう信じて書いた結果がこれだ! |
小説タイトル | 作者名 |
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独白 | ブッチャー |
殺人を犯し、逃げる人間には大まかに分ければ二通りある。一つは罪を感じ、日々を怯えて暮らす者。 もう一つは罪を全く感じていない者。しかし罪を感じていない者は、人として何処か壊れている。高槻は典型的な後者だった 高槻は世間に不満を持ち、仕事にやる気を見せず、時間がある時はパチンコばかりやっていたごく普通の男だ。しかし、高槻には自分が悪い事をしていると考える能力が欠けていた。それが高槻に罪を起こさせる そして高槻は語る、始めの殺人を 凄惨な話ですが、当然フィクションです。宜しくお願いします |
小説タイトル | 作者名 |
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嘲笑 | さくたん |
高校2年生の風巻尚人はグループの仲間と肝試しに行くことになった。 が、その場所は尚人のかつての彼女の自殺現場だった。 そして尚人にメールが届く。 わたしの友達は、首を吊って死にました。 父さんは電車に撥ねらねて 母さんは人形とともに焼かれました。 そしてわたしは、10メートルの高さから落下しました。 あのプールのスライダーに乗り込む前に…… わたしは帰ってきたんだよ。君を嘲笑ってやるために。 そして現場に向かった尚人たちなのだが… ホラー小説を書くのは初めてで、なかなか上手く書けませんでした。 あんまり恐くないかも… |
小説タイトル | 作者名 |
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輪転 | 長滝凌埜 |
夢を見た。極上の悪夢。うなされ続けたわたしは友人に助けを求めた。友人はそんな事などどうでもいいような態度で私の話を聞き流し続けていた。真面目に話しているのに時々茶化す、その態度に苛つきを覚え、呆れて視線を友人の顔からそらした。 そんな時、ふと窓から外を見ると、夢に出てきた女と瓜二つな顔をした白い服を着た女を見かけた。わたしと友人は外に出てその女を追いかけ始めた。その先にある恐怖なんて気にもかけずに…… 私は初心者です。そのうえ今回ホラー初挑戦なので、見苦しい部分があるかもしれません。そう言うことを頭にいれて読んでくださればいいかと思います。 |
小説タイトル | 作者名 |
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CAN YOU LOVE ME?――EXPERIENCE OF Q&■ | 幕ノ内ちゃっぷりん |
「何も特別なことではない。これは至って普通のことなのだから」 我が家に帰郷した放蕩息子。「私」を攫う山の上の牛牛様。砂のない砂場。交差点、バス、赤い目の魚たち。マジックショーと自画像。共同作業か孤独な自慰。「彼」と「彼女」。互いに撫であって、あるいは殴り合って。「僕」は今まで禁忌としていたタブーを犯す。最後にもっとも純無(Pure)なもの、あるいはその欠片の一片でもいいから、緩やかに浮かび上がってきてくれることを願って。 どうぞどうぞ、僕らの作品を宜しくお願い致します。どうかどうか |
小説タイトル | 作者名 |
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腕切り旅館 | スラ☆ラノ |
かつて、大量殺人事件のあった旅館。 客や従業員を毒殺した後、死体の両腕を切り落とすという、猟奇的な事件のイメージから、廃旅館となったその場所は、腕切り旅館と呼ばれるようになった。 そして、面白半分でその場所を訪れる若者が後を絶たなくなり、今では心霊スポットとなっている。 心霊現象を追う1人のフリーライターは、その場所に行った事がある、1人の女性の取材を始めた。 彼女の口から語られる、その場所での体験。 それは、恐怖の体験だった。 参加する事に意義があるという事で、多忙の中、書かせて頂きました。 自分が感じる恐怖をいくつか取り入れつつ、久しぶりにマトモな文体で書いた気がします。 この作品から、少しでも恐怖を感じて頂ければ幸いです。 |
小説タイトル | 作者名 |
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気づかない | 黒夜風 |
中学2年の僕は小説投稿サイト“小説作家になろう”で小説を書いていた。 投稿小説はファンタジーものが1つだけ。 でも最近はスランプ気味でなかなか進まない。 そんな中気分転換に公式企画「冬のホラー2010」に参加する事にした。 投稿した小説のタイトルは「気づかない」。 登下校に日々疲れを感じていた中学1年の生徒が近道をしようとするがそれは彼の運命を大きく変える。 たかが、近道。その近道が彼の運命を変えてしまった。 気づかない主人公に魔の手が忍びよるという内容だ。 気づかない内に…… 公式企画は今回が初めての参加になります 下手なホラー小説ですが宜しくお願いします |
小説タイトル | 作者名 |
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指 | annmin |
いきなり現れた、小指に包帯を巻いた女性。 彼女が手を伸ばしてきた時、彼もまた手を伸ばす。 そして―自分の指が1本足りない事に気付く。 幸い、指はすぐに“復活”するが…… それから彼は、周辺に“指が1本無い”人間を見かける ようになってしまう。 そして、その度に小指に包帯を巻いた女性が現れる。 「いた」 「見た」 「誰」 質問とも命令とも取れない問い。 彼は逆らえず、それに答えてしまう。 そして……名前を答えた“指が1本無い”人間は 姿を消してしまう。 彼のその独白を、私は聞いていた。 人の語りの聞き役で始まる物語。 文章が荒いですが、現代の怪異譚に興味のある方へ。 |
小説タイトル | 作者名 |
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ある人生 | 砂糖とうふ |
私は今日も日記を書く。結婚して子どもを産んでからは、この時間が唯一自分に戻れる時間だった。今回のテーマは「行輔(ゆきすけ)」。行輔は大昔から存在し続けている、話が上手な人物で、多くの人間を魅了してきた。その姿は実は人間ではないのかもしれないと噂されている。インターネットが普及し、人と人との距離が縮まった今でも存在し続けているのだという。 そんな、どこにでもある都市伝説だったけれど、私はこの話がとても好きだった。 はじめまして。今回初めて企画に参加しました。至らないところがありますが、よろしくお願いします。 |
小説タイトル | 作者名 |
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呪われた営業マン | ヘル |
どこにでもいる普通のサラリーマンが仕事を辞めるに至った理由とは……。 怪談に原因を求めるのは愚か者のすることである。深入り厳禁、すれば自分に累が及ぶのみ。疲れた営業マンが迷い込んだ公園には呪詛を蒔く神社があった。一寸先は闇の中。爛れ、壊れ、倦む日常の結末は……。先物取引会社に就職した矢吹は訪問営業に出かけた先で奇妙な神社に入っていく。待っていたのは狐面。意味などわかるまい、筆者にだってわからない。一部は実際に見たものだから…。説明できるとすればそれは神主だけ。 5000文字から8000文字って難しいと思いました。連載の方でやりたいものを書いていきたいと思います。 |
小説タイトル | 作者名 |
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水のない川 | 桂まゆ |
「もうすぐ、お祭りがある。家に帰らなきゃ」認知症で入院中の祖母が毎日のように言う。肝心の村は、もうないのに。 地震と大雨で、村人たちは皆、そこを捨ててしまった。 優香は、その事実を祖母に伝える事が出来なくて、うんざりと毎日を過ごしていた。おまけに、変な夢まで見るようになる始末だ。 夢の中で、祭を待ち望む「何か」。それに導かれるように、優香はルームシェアの武司と共に消えた村を訪れる。 そして、ついに祭の日……。 怖いの嫌いな私です。 だから、ホラーというよりは……い、いえ、ホラーですとも、きっと。 |
小説タイトル | 作者名 |
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探して | USER |
リカちゃん人形。 あのかわいらしい人形のパーツが無くなった。 期限は二日、それまでに隠されたパーツを見つけださなければ、自分のパーツが・・・ 初めの犠牲者は彼女の友達だった。しかし、二日以内にみつけることができず、殺されてしまう。 それから三ヶ月、また彼女がきた、パーツは足りているはず、それなのになぜ? 主人公である絵美はパーツを全て探しだす事ができるのか?? あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!! 僕はホラーを書くのが初めてで、一体どうしたらな人を怖がらせる事ができるのかわかりません。できれば一度読んでいただいて、アドバイスをいただきたいです。 |
小説タイトル | 作者名 |
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頭の中身 | スリーS |
貴方の頭の中には何が詰まっているだろうか。 夢が詰まっているのだろうか。彼は彼自身の頭の中に詰まっているものを不幸にも自覚してしまった。彼はその事実に耐えられず、耐えられないが故に否定する証拠を見つけだすことに奔走した。しかし、とても実証不可能な命題に彼は人生を棒に振ってしまう。だが彼はとうとう最後の瞬間に一つの答えを得るのだった。さあ、貴方も自分の頭の中を見てみようではないか。中に何が詰まっているかは、貴方次第。 この作品を書いたスリーSと申します。 読んで頂くだけでも嬉しいです。感想頂けたらもっと嬉しい。 この作品を読んで何か感化されるものがあれば、と思う所存であります。 |
小説タイトル | 作者名 |
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薩摩屋敷の怪 | 秋野みか |
私、宇治山が皆さんにご紹介させて頂こうと思いますのは、幕末の頃、大奥と薩摩藩の屋敷で起こったお話でございます。 実は、口外してはいけないというお達しがあり、それを守るつもりでおりましたが、よくよく考えてみますと、将来にも同じ事が起こる可能性もございます故、それを防ぐためにも、こっそりお伝えしておこうと思った次第でございます。 今から思えば、あれは些細な勘違いから起こった騒動でございました。 しかし、渦中にある時には、なかなか冷静な判断を下すという事が容易ではないと思います。 皆様も、どうぞお気を付け下さいませ。 はじめての時代もので、はじめてのホラーを書いてみようと思いました。 楽しんで頂けると幸いです。 |
小説タイトル | 作者名 |
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黒い眼 | よるきつね |
墓参りに来た少年カズキは、雨宿りのため、墓場で出会った少女、天ヶ原芽衣の屋敷で夜を過ごすことになる。彼女はホラーとかオカルトとかが大好きな少女で、そんな彼女の屋敷には不吉ないわくがあるらしい。焼け焦げて切り刻まれた少女や、水におぼれ死んだ少女の話をカズキは屋敷で知ることになる。そして襲いかかってくる不可解な現象。屋敷に響く不思議な怪音。雨は激しく降り続き、やむ気配を見せない。カズキは果たして家に帰ることができるのか……。 がんばってかいてみました。どうぞよろしくお願いします。 |
小説タイトル | 作者名 |
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鑑の径《かがみのみち》 | 砂月-SATSUKI- |
本文より―― ――私が幼稚園に通っていた時の頃、家の中でたったの一畳程の狭い物置部屋に、大きな鏡が両脇に、二枚、置かれていた。 二つの鏡は互いに、もう一つの鏡をその身に写し合うことで、己の中に閉じ込めようと――写し、写される事を繰り返し、繰り返ししているように見えた。また、鏡と鏡の間には古ぼけた赤渋の絨毯が敷かれていたので、二つの鏡の中にはその空間がその中の世界に吸い込まれていく、集まりは一筋の|径《みち》となり、何処迄も続いていくかのよう。 始めてのホラー作品を書き上げました。 締め切りギリギリでまじ死にかけました。 |
小説タイトル | 作者名 |
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暗闇の中の子守唄 | cut-up |
定職に就かず、一日中ぼーっとしている独身男が、ある日、真夜中のデパートの屋上で、聞こえるはずのない子供の泣き声と子守唄を聞く。それは、現実か夢かわからなかったが、その男の生き方を変える重要な意味を持っていた。 子供嫌いだったはずの男の、心の奥にある本当の優しさは、この世のものではないものによって引き出され、影に触れることでしか、見ることのできない光をも見出す。 この物語の現実と、その真実は悲しみに満ちている。悪夢に匹敵するほどの悲しみに 子育て幽霊(飴買い幽霊)を題材にして描きました。 |
小説タイトル | 作者名 |
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鬼畜のえじき ザ・パークアンダーグラウンド | 溝蠍 |
夜の公園に現れては、殺した獲物をねぐらに引きずり込む謎の殺人鬼。 奴のねぐらに忍び込んだ小学生6人がそこで見た"家畜"とは!? 時を同じくして、奴は公園を訪れた幼稚園児や主婦達を、白昼堂々血祭りにあげる。 公園を血の海に変えた殺人鬼は、自分のねぐらに入り込んだ人間に気付き・・・ 小学生軍団vs殺人鬼vs畜生ども! 本当の鬼畜とは、畜生とは誰なのか! 情けを知らない血みどろの殺し合いが今、始まる。 久々に書いたのでエライことになってますが、残酷描写は保証します。 |
小説タイトル | 作者名 |
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夏の海へ | 花戸 紗世 |
夏。 今年で16になる僕は、真夏の太陽も、お祭りの人混みも、海も葉桜もしらない。 そんな僕に声をかけてきたのは、どうみても死神には見えない、小学校低学年くらいの少年だった。 古くさい着物を着た、聞き取りにくい話し方の少年は、やはり生き物ではなかった。 その少年の目的は、ひとつだけ。 僕のタマシイが欲しいらしい。 まぁ、僕は実際生きているのか死んでいるのか分からない感じの生活を送っていたから、魂をあげることにそこまで抵抗はなかった。しかも、少年は僕の願いを叶えてくれるという。 僕の願いも、ひとつだけだった。 『僕を誰かに殺して欲しいんだ』 ホラー、ということでしたが、あまり恐怖感は無いものになってしまったような気がします。 軽い気持ちで扱ってはいけないと思ってはいるのですが、凌の母親については、一つのフィクションとして見ていただきたいです。 |
小説タイトル | 作者名 |
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DIRTY POOL | 永井淡 |
『僕はもう「Blues」を聴くのをやめよう……』 美優多は、電車に乗って大阪の街に向かう。 駅を出ると焼けつく太陽が美優多を迎えた。 カラフルなファッションに身を包んだ同世代の人達が賑やかに、また、居場所を求めて歩いている。 美優多は、彼等とは違う痛みを抱えていたが、この街は美優多にとっても居心地がいい空間だった。 美優多は、雑踏の街を歩く。ジーンズの内側にジャックナイフを忍ばせて歩く。 豊富な品揃えのスニーカーショップから、『Otis Rush』の『Me』が流れている。 美優多は足を止めて『Blues』が流れているスピーカーを曲が終わるまでじっと凝視していた。 『最後は、自分でなんとかするしかない……か』 歩いているとショーウィンドウに自分の姿が映った。 『……だめだ! なんてみすぼらしい……』 孤独な少年を見守る200人の観察者がいる。 少年は孤独感に苛まれて仕方がないが、200人の観察者がいる。 今回はそのうちの一人が他の観察者と連携しながら、少年の観察記を綴った。 |
小説タイトル | 作者名 |
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長男祭り | 永井淡 |
私は17歳になっていた。親友の美優多の弟がいなくなったと、本人から聞いた。どこに行ったんだろう。何かの事件にでも巻き込まれてしまったのだろうか? 私は、美優多の弟の顔を思い出して、少しの吐き気を感じていた。どこか、じとっとした目で私を見る小さな少年は、あまりかわいげがなかった。 それでも私は、酷い喪失感に襲われていた。 親友の弟がいなくなって随分と時が経過していた。ある日、祖母が言った。 「いくつになったの? ……そう、17か。大きくなったねえ」 そう言って祖母は私の頭をいつものように撫でてくれた。私はどこか気恥ずかしくて、祖母の手をやんわり振り払った。 つい最近、祖母の夢を見ました。酷い寒気に襲われた私は、すぐにでも今見た夢を書こうとしましたが恐ろしくて書けませんでした。 今は亡き祖母のことを考えながら書きました。 |
小説タイトル | 作者名 |
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友達落とし | 時雨 恵 |
僕は昨日の晩 夜更かしをしてしまった。 インターネットを巡回。ネットサーフィン。 噂。呪い。呪いの動画 怨念。 かごめかごめ籠の中の鳥はいついつ出やる夜明けの晩に鶴と亀がすべった 後ろの正面だぁれ 僕の周囲の人間が消えてゆく。 断末魔を残して消えてゆく。 恐怖におののき、我をなくす人々。 邪念。 さぁ、今宵の話は 哀れな学生たちの話。 人間の…人間の醜い世。 さぁ、恐ろしくもおかしい世界へ 奇妙で、奇怪な世界へ 怪奇への扉はもう開いております。 純白無垢な心の持ち主 一緒に遊びましょ はい、ホラーは初なんです。 ていうか、ホラーなのかどうかもわからなくなってます。 ホラーファンタジーということで、許してもらえればと思ってます。 この企画が充実することを祈っています。 みなさまの夏の夜。少しでも涼しくさせることができればと 少しでも多くの人を怖がらせることができればいいなと 思います。 |
小説タイトル | 作者名 |
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残されたモノ | 本倉 悠 |
首都近郊から少し離れた長閑(のどか)な町、鞍安町(くらやすちょう)で猟奇事件が発生する。早朝、いつもの散歩コースを回っていた老人が、森林公園で大きな血溜まりの中にポツンと佇む髪の生えた頭皮を見て腰を抜かし、携帯電話で通報してきた。直ちに現場に駆けつけた警察官達によって公園の入り口に規制線が張られ、死体の周りは青いビニールシートで覆われた。 死体の損壊が著しい事から一時は猛獣の仕業かとも疑われていたが、有力な目撃情報はなく、最寄の動物園で何かが逃げたという報告もない。これに先駆けて、二週間ほど前に失踪人として届け出が出されていた小学六年生の渡瀬蒔絵(わたせまきえ)という少女も、死体すら一向に見つからないことから今回の猟奇事件に関係しているのではないかと疑われ始める。 一向に捜査が進展しないまま、ベテラン刑事の佐々木と新米刑事の加藤は日々聴き込みを続けていたが、ある日、昼食を取りに署に戻った時、思いもよらぬ所から情報提供を受ける事になる。 初めての参加になります、本倉 悠と申します。怖いものにはあまり免疫がなく、ジョー○の場面場面でびびるくらいの肝っ玉です。 ホラー物に関しては読んだ事も少なく、まして書くのは初めてなのですが、夏さながらの独特のノリで、いつもと違うテイストで書いてみました。お目汚しになるとは存じますが、宜しければご覧くださいませ。 尚、念のため食事中の方はお気をつけください。 |
他の作品も見てコメント頂けると嬉しいです。
よろしくお願いします。