小説タイトル | 作者名 |
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ツカサちゃん | ふぇにもーる |
「ツカサちゃん」 授業はサボる、学校内で煙草は吸う。教師の弱みは握る。ろくでもない友達ばかりが集まる。 どうしようもない不良『佐藤ユウカ』の通っている学校に、陰気な『田中ツカサ』という女の子が転入してくる。 そこから、おかしな事件が起き始めた。 見つかった生徒達は必ず猟奇的な傷害事件に巻き込まれていた。 足を切り落とされ、腕を切り落とされ、口を刃物で切り裂かれ。 それでも犯人は命は奪わない。 逃げても逃げても追い立てられる。 あなたが狙われたら、まともでいられますか? |
小説タイトル | 作者名 |
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ヴィーナスの腕 | ぬじゃわきし |
ミロのヴィーナスは当然知られているように腕がない。それはさまざまな理由が考えられるだろう。作者自身が壊したのかもしれないし、事故事件で損なわれたのかもしれない。中には、腕が無い事自体が、どんな腕かを想像力を生み出させるため、「歴史性が生み出した美」と言う説すらある。 だが、真実はそうではなかった。ギリシャから現れた二本の腕・・・それはヴィーナスの腕だ。腕は突然人を襲撃し、次々と連続殺人を犯していった・・・。生き残った旅行者と、警察たちと、考古学者相田。はたして真相は何なのか・・・・・。そして大惨事へと・・・。 ホラーですがサスペンスの一面もかなり強いです。割と長いです。 |
小説タイトル | 作者名 |
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蟲壷 | 鬼の子 |
「暑い」 エアコンもない一人暮らしの部屋で俺はそう一言つぶやいた。 「ミーンミーン」 その暑さとイライラ感をかきたてるかのように外では蝉が鳴いている。 「ああもう、うるせぇ!!」 暑さもあって感情を爆発し、枕を開いている窓に向けて投げ込んでしまった。 「あっ」 気が付いたときにすでに遅く、枕は開けていた窓から外にヒューンっと飛んでいった。しまった……俺は仕方なしに動きたくない重い足を動かした。 そして、その枕の探した先には奇妙な壷を見つけてしまった。 それから俺の悪夢は始まってしまったのだ。 初めてこういった企画に参加する鬼の子と申します。心霊とはまた違った恐怖を書いてみるのは初めてでした。 自分、飛蚊症と言われてる目の病気(黒い点が見えたりする)なので、これがもし本当に虫だったら恐怖だなと思い挑戦してみました。 読んでゾクゾクしたら幸いです。 |
小説タイトル | 作者名 |
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☆続 明るいホラー☆ | イボヤギ |
いつものように朝早く目が覚め、いつものようにカーテンを開き、そしていつものように家を出る男。 そして、いつものようにミッコと一緒にそれを見送り、いつものようにテレビに興じ、いつものようにおやつを食する女。 何気ない、そこら中に見かける平凡なる家庭。だが深き苦悩を持っている男は、女の知らないところで毎日何度も同じ言葉を吐くのだった。そう、彼が子供の頃いつまでも笑い続けていた、傷が入った、そんなレコード盤のように。 「いつまで続くんだろう……」「いつまで続くんだろう……」「いつまで続くんだろう……」 昨年に引き続きまして参加します。実のところ気になるのは、怖さではなく、明るさを保てているか――これに尽きます。そんな作者なのですw |
小説タイトル | 作者名 |
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切<setudan>断 | 木俣マキ |
今月に入ってから、とある街の住民らを震撼とさせている一連の事件――老若男女、その全てをターゲットにした〝無差別殺人〟、それも、ご親切にも冠に〝連続する〟なる動詞と〝猟奇的な〟ならびに〝狂気の〟なる形容詞までもがついているのだ。 普通ならこの手の事件では、切断された各々のパーツは、その胴体も含め、それぞれ別の場所に遺棄されている場合がほとんどだ。犯人には、そうすることで被害者の身元を不明にし、自らの罪を隠蔽しようというもくろみがあるからに他ならない。よって、必然的に被害者は切り刻まれるはずなのだ、が――この事件は、ここが大いに異なっていた。 今回は、五つのパーツのすべてが、胴体の周りに、無造作に置かれていたからだ。悪びれる様子など微塵も感じさせずに、である。犯人の異常性を顕著に示す点であり、これこそが、最も周囲の住民を恐怖に陥れている点でもあったのだ―― ホラー<ミステリ かも? まあ、これも性(さが)かもしれません。 |
小説タイトル | 作者名 |
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これが俺の視る世界 | 邪餽 珀磨 |
中3最後の夏。 部活の合宿で訪れたソコで、俺はそれまでの経験以上の恐怖を感じた。 過去に本当にあった話。 初のホラー。 実体験ですので、記憶は断片的ですが確実に過去にあった話です。 過去で覚えている記憶から選んだ、1番恐い経験をした時の話。 身に覚えのある方もいるかもしれませんね・・・。 まぁ、全ては本編を読んでから、ということで。 それから本題に入る前の文章に目を通しておくことをオススメします。 もし貴方の身になにか起きても、作者は一切責任を負えませんので、あしからず・・・。φ(.. )カキカキ… 楽しんでいただけたなら幸いです。 駄作だと思われた方、すみませんでした。 精進します。 |
小説タイトル | 作者名 |
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三十秒の | 日々野 |
一人暮らしをしている専門学校生・アサミの自宅に小包が届いた。 実家からだろうか。だが、開封すると、中身に心当たりがない。不審に思い、箱に貼り付けられた伝票を確認したところ、届け先には見知らぬ人物の名が記載されている。これはどういうことなのか? また、小包の中身は。一体、何なのか? 誰が、何の為に送ったのだろうか? そして、箱を開けたアサミはどうなるのか。 ※現代が舞台。「よく考えたらゾッとする話」がテーマです。 私の作品で、少しでも涼んで頂ければ幸いです。 暑い日が続きます。皆様、お体をご自愛くださいませ。 また、一読者としても、今回の企画を楽しみにしております。 日々野 |
小説タイトル | 作者名 |
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恐怖の日高伝説 | 作戦参謀 |
予告!! 小説家になろうで連載中の『日高の馬鹿と無口な小悪魔』の外伝的な話がまさかの降臨!! PV5万突破記念&日頃の感謝&夏だからという理由で無謀にもこの夏のホラー2010に参戦!! 夏休み……恭介らは暇だから、夜の下藤野高校へ肝試しに向かった…… 「……夜の学校って出るの?」 すべては深月のこの一言から始まった…… 普段は明るい学校…… しかし夜は不気味な学校…… 「きゃあああああああああああッ!!!」 「うるさいッ! 馬鹿にしないでッ!!」 「嫌ァァァァァッ!!!!」 しかし恭介の幼馴染で大の幽霊嫌い、東條沙希は叫ぶ。 だが…… 「全然緊張感ないっすよね? 大丈夫なんですか? イベントの内容的な意味で」 その他の者は思っていたほどのものでもないと思い始めた。 しかし…… 《うるさい……いい加減にしないと怒るよ……》 忍び寄る何者か、少女の声。 そう……ホンモノ(?)が現れた……のか? 遊びで始めた肝試し……青春の一ページに塗られるはずだった一日…… しかし……果して彼らの運命やいかに!? 一応ギャグあり一応ホラーあり、そして微妙に恋愛ありな物語にご期待を! 正直コメディー色が強すぎる気が……反省はしています。 でもここまできたら一歩も引けません! っというわけで未熟者ながら参戦させていただきます。 よろしくお願いします。 |
小説タイトル | 作者名 |
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咲の森の願い | 沙綺 |
ある日、俺の後輩は一冊の本を持って俺の家にやってきた。彼が持ってきた本は平安時代に書かれたもの。近くの家の屋根裏で見つかったという。 「これを読んだら呪われるという」「違います」 その本の内容はこの地域に伝わる怪談と同じもの。一体何故、現代まで語り継がれてきたのか。さらに、後輩に聞かされた失踪事件の話。これらが一体どう絡んでくるのだろうか。 そしてその夜。雨が降り、雷が鳴っている中、俺はソレに出会った。 「ねえ、お兄ちゃん・・・」 ホラーは初めてだったのですが、何とか仕上がりました。最初は字数制限を大幅に越した作品になってしまったので、シナリオを練り直すのに時間がかかってしまいました・・・ あと、雷は結構苦手です。夏は多いですからね。 |
小説タイトル | 作者名 |
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狂気人形 | 空缶 |
そこには一つの人形があった。 私が人形を見て思う第一印象は恐怖だ。 別に過去にトラウマがあったわけではないが、私は人形を見たらまず怖いと思う。それはホラー映画の影響であるかも知れないし、ただ単純に人形からでる独特の雰囲気が怖いと思っている原因なのかも知れない。 その日、私は叔父に人形を貰った。 叔父は老い先短く、いつ死んでもおかしくないような状態だった。 当然、そんな叔父からのプレゼントを断れるわけが無く、私は人形を貰った。それはよく言う日本人形などではなく、ドールとゆう物だった。 目や鼻や口元など、綺麗に作られ、現実物より遥かに美化された人形。 それを見て私はドールの虜になった。 そして私の日常は急変した。 学校とゆう呪縛から開放されればドールを着飾り、愛で、褒め、撫で、愛し、狂い、そして開放された。 ここは私の世界だ。誰にも侵略できず、誰にも汚させはしない。 私に友達など要らない。恋人などいらない。ただ愛していられればいい。 そう、愛されていればいい。 人形は私に向かって微笑む。 あぁ・・・・・・最高の世界だ・・・・・ 徹夜で勢いで書いてしまったせいで、誤字、脱字多いかもしれません。 読んでくれれば幸いです。 |
小説タイトル | 作者名 |
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遠藤君の絵 | 菜宮 雪 |
霊感が強い女子高生の物語。ユリは、通学電車の中で異臭を感じ、その元が、同じクラスの男、遠藤だと知る。遠藤は、人が何かに憑かれた時に発する悪臭をばらまきながら、白い霧に包まれていた。 ユリのクラスは、文化祭に迷路風幽霊屋敷をやることになった。準備が進み、文化祭前日、教室はダンボールで作った迷路に改造され、骸骨の絵などが飾られた。その中で、遠藤が描いた絵が特に怖いと評判になる。ユリは文化祭の準備はできるだけ教室へ入らないように手伝ってきたが、仲良しの女友達に強引に誘われて、迷路最奥に飾られた遠藤の絵を見に行くことに。 菜宮雪と申します。 なろうサイトさんの企画ものは初参加です。よろしくおねがいします。 連日、最高気温が35度超え。めっちゃくちゃ暑いです。少しでも涼しくなりたくてホラーを書いてみました……が。あまり涼しくならないかも(汗) |
小説タイトル | 作者名 |
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心霊研究会の存在 | 蒼空風雲 |
「本当に怖いのは幽霊でも妖怪でもない……人間自身よ!!」 影響されやすい部長はそんな事を言い始めた。残念ながらここは生徒会ではない。僕もハーレムなんて目指していない。まぁ、ノリのいい僕は乗ってみる。 「部長、僕の事は杉崎と呼んで下さい」 こんな感じで毎日を消化する僕ら。因みに『心霊研究会』所属。え? ホラーじゃない? ……部長にとっては十分ホラーだったりするんだよね。まぁ、それが他の人間もそうだとは限らないけど。 何が書きたかったのかというと、馬鹿な小説が書きたかっただけw 数有るホラー作品の中でも少数派(なはず)のコメディー物。 息継ぎ……もとい、息抜きにでもどうぞw |
小説タイトル | 作者名 |
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花の色は… | yossie |
『住み込みの庭師募集。経験不問。体力の有る若い男性を求む。委細面談』 白い和紙にただそれだけ、筆で書かれている。通りがかりに視界の端に捉えた男は、足を止め、もう一度貼り紙を見た。塀の先には、通用門らしき小さな木の扉があり、手で押してみたら、すっと開く。背の高い木が並んだ石畳の小道が見え、その向うに建物もあった。声をかければ、きっと誰かが出てくるだろう。 「ごめんください」 「どなたですかな」 すぐに、品の良さそうな老人が現れる。多分、使用人をまとめる立場の人だろうと男は思った。 「塀の貼り紙を見たんですが」 「おお、それはそれは…。どうぞお入りなさい。端近で申し訳ないが、履き物のままで結構」 「失礼します」 男が屋敷の中に入った途端、背後では木々がざあっと音を立てて生い茂り、小道を隠した。もしかしたら出口を…、人の世へと戻る術を…、失ったのかもしれない。だが、男は何も気づかない…。 まるで日本人形のような、謎めいた女の子が書きたかったのですが、微妙に天然で活発だったりします。お楽しみいただければ幸いです。 |
小説タイトル | 作者名 |
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蜩(ひぐらし) | 大空東風 |
中学校も最終学年になり、受験生となった陽平は町の祭りに幼馴染みの加奈を誘った。そう、それはいつも通り。何も違わない日常の延長線上のこと。陽平の心臓はどうしようもないほど高ぶっていた。しかし、それを誤摩化しながら、待ち合わせの場所に急ぐ。蜩(ひぐらし)の鳴き声と共に…… 一方、加奈は神社の階段で陽平を待っていた。 向日葵の柄の浴衣で、普段はしない化粧をし、微かに色づいてひとりぽつんと夕焼けの空を眺めていた。耳に届くのは、祭り囃子と町の喧噪。子供たちの笑い声。蜩(ひぐらし)の鳴き声…… Wikiのホラーの定義から離れているような気がする物語なので、私自身、この物語がホラーといっていいのかどうか、少しばかりの疑問があります。 でも、誰か一人でも「恐っ」と思っていただければホラー、ということで、今回参加させていただきました。 定番の題材ではありますが・・・ |
小説タイトル | 作者名 |
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小さなお客様 | 問道 火偉 |
はじめに言っておく。これは恐い話じゃない。 都内のレストランで料理人をしていた俺は、ある日アパートに帰ってくると、隣の部屋の前で見知らぬ男の子と出会った。腹が減っていたようなので、陽一という名のその子に料理を作ってやったんだが、これが自分でも驚くほど美味い出来だった。俺は次の日、シェフにその料理を店の新メニューにしたらどうかと提案した。すると、あっさりOKされただけでなく、知り合いの経営するフランスのレストランで働いてみないか、とさえ言われた。これも陽一に出会えたおかげだと喜んだ俺だが、同時に悩みもした。フランスに行くと、あいつを日本に置いていかなきゃならなくなる。それはあんまりにも可哀想だ。日本に留まろうか悩みながらアパートに戻ると、陽一の姿が消えていた。そこで俺は初めて陽一の正体を知った。 もう一度言っておく。これは恐い話なんかじゃない。恐い話で肝を冷やしたあなたに送る、心温まるホラーストーリーだ。だからどうかお願いだ。恐がらないで…… どうも、問道火偉といいます。ホラーとしては少し邪道かもしれませんが、まあこういうのもたまにはアリなんじゃないかと思って書いてみました。読んで頂ければ幸いです。 |
小説タイトル | 作者名 |
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霧と雨と白い影 | 苑宮 和葉 |
わたしと徹は、鹿児島に車で帰省することになりました。 出発して19時間が過ぎ、やっと福岡を抜けて九州自動車が途切れる地点まで来たのです。 そして濃い霧と大雨のためトラブルに見舞われた私たちは仕方なく目の前にあったラブホへ泊まることにしたのです。そのときはまだ明日の楽しい帰省で楽しい出来事だけしか考えていませんでした。濃い霧の中で目撃した白いワンピースの女性が私たちにかかわるなど知らず。これから起こる恐怖体験などまったく知る由もなかったのです。 実体験を混ぜて純粋な恐怖を描こうとがんばって見ました。 |
小説タイトル | 作者名 |
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追鬼響 | 蒼空 |
どくりと私の中で、「核」が脈を打った。そして、体中の隅々にまで滾(たぎ)る血が巡り渡るのを感じた。 ――来る、鬼が。 ある日私は鬼を見た。以来、体の中に巣食ったものが私を黒い衝動へと駆り立てる。 鬼は私の中に化身を残した。化身は核となり、私の中でうねり狂う。 私は望まない永久の命と治まらない渇きに喘ぎ、追いかけてくる蝉の声と終わりのない苦しみに悶え、繰り返すしかない惨事と哀れな己に絶望した。 その時聞こえてきたのは、自らの手で殺めた妻の声だった。 私に、この暗闇の輪廻に、終わりという安らぎは訪れるのだろうか。 ‘夏のホラー2010’へ参加するために書き下ろしました。 どうぞよろしくお願いします♪ |
小説タイトル | 作者名 |
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怪談落語「殺し文句」 | ぐろわ姉妹 |
ちりちり、つんてん、ちんとんしゃん。 えー、天下太平とは申しましても、人の心ん中までがそうかってぇと、これはなかなか難しいもんでございます。誰にでも、こいつだけは生かしちゃおけねぇって輩が一人くらいはおるようですな。皆様にもお心当たりがございましょう。ただ昔っから申しますなぁ、人を呪わば穴ふたつ。ふたつで済めばいいんでございましょうが……。 今宵はちょいと物騒なお話をひとつ選びまして、皆様にお聞かせ致しましょう……。 怪談落語風の小説を目指しました。あまり怖くはないかもしれませんが、時代ものが好きな方にも、そうでない方にも、なんとなく楽しんで頂けたら嬉しいです。 |
小説タイトル | 作者名 |
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ブログ | 蘭土 |
隣のクラスの新島とかいう奴は『ひとりかくれんぼ』で行方不明になったらしい。もちろん俺にはどうでもいい事だ。 それでも試しに、その痕跡が在るとされる新島のブログを覗いてみた。そこにあるのは何も無さすぎる派手なブログ。それを見ただけで終われば良かったのに……。 強制的に始まった霊とのかくれんぼ。明かりの点かない暗闇の家屋の中、俺はこの遊びを止めにかかる。 果たしてこれは『ひとりかくれんぼ』なのか? それとも…… ホラーに関する知識が殆ど無い作者の作品です。真情や描写も曖昧で臨場感はまるっきりゼロです。 それでも興味のある方は誰でも気軽に覗いて、指摘する所はビシッとお願いします。アドバイスを貰うのは上達への近道ですからね。 |
ホラーって難しい!
会話が少ない話を意識して書いてみました。功を奏するかは不明です。